虫刺されの水ぶくれ!掻く前にできること
先日、久しぶりにキャンプへ出かけた時のことです。自然を満喫して帰宅した翌朝、足首に強烈な痒みを感じて目を覚ましました。見てみると、そこには大きく腫れ上がり、中央にはパンパンに張った水ぶくれが。このまま掻きむしってしまっては、悪化するだけだと分かっていました。そこで私が実践した、掻いてしまう前にできる正しい応急処置のステップをご紹介します。まず、何よりも優先したのは「冷やす」ことです。痒みや痛みは、炎症によってその部分が熱を持っているために起こります。保冷剤をタオルで包み、患部にじっくりと当て続けました。すると、熱感が和らぐと共に、不思議と痒みも少しずつ収まっていきました。次に、冷やして少し落ち着いたところで「薬を塗る」ステップに移ります。ここで選ぶべきは、単なる痒み止めではなく、炎症そのものを抑える「ステロイド成分」が含まれた軟膏です。水ぶくれができるほどの強い炎症には、その根本原因を抑えることが不可欠です。薬局で薬剤師さんに相談し、適切な強さのステロイド外用薬を選びました。そして最後の仕上げが「保護」です。どんなに意志が強くても、無意識のうちに掻いてしまうのが人間です。そこで、薬を塗った上から通気性の良いガーゼを当て、テープで優しく固定しました。これにより、物理的に掻くことができなくなり、二次感染のリスクも防げます。この三つのステップを冷静に行うことで、私は掻き壊して症状を悪化させるという最悪の事態を避けることができました。猛烈な痒みに襲われた時こそ、慌てず、掻く前にできることがあると思い出してください。