都心から少し離れた緑豊かな住宅地に住むAさん一家は、毎年夏になると悩まされる問題がありました。それは、リビングのシーリングライトの中に、どこからともなく大きなガやカナブンなどの虫が侵入してくることでした。最初は年に数回程度でしたが、年々その頻度が増え、多い時には週に一度はカバーの中に虫がいる状態に。特に虫嫌いの奥さんと子供たちは、電気をつけるたびにビクビクするようになってしまいました。Aさんは、まず原因を探ることから始めました。家の周りは自然が多く、夜になると窓に虫が集まってくるのは日常茶飯事。しかし、窓はきちんと閉めているし、網戸も設置しています。問題のシーリングライトをよく観察してみると、カバーと本体の間にわずかな隙間があること、そして天井との接合部分にも少し隙間があることに気づきました。おそらく、窓の隙間などから家の中に侵入した虫が、光に誘われて天井まで行き、照明器具の隙間から入り込んでいるのだろうと推測しました。そこでAさんは、対策を実行に移します。まず、ホームセンターでスポンジ製の隙間テープを購入し、照明器具のカバーと本体が接する部分に貼り付け、密閉性を高めました。さらに、天井との接合部分の隙間には、エアコン配管用のパテを少量使って埋めました。作業は小一時間ほどで完了しました。その効果はてきめんでした。対策を施してからの夏、シーリングライトの中に大きな虫が入ることは一度もなくなったのです。以前は電気をつけるたびに感じていたストレスから解放され、家族全員が安心してリビングで過ごせるようになりました。Aさんは、「もっと早く対策すればよかった。原因を特定し、適切な対処をすれば、悩みは解決できるんですね」と語ります。このAさん一家の事例は、照明器具への虫の侵入問題が、原因を突き止めて適切な対策を講じることで解決可能であることを示しています。もし同様の問題に悩んでいる方がいれば、まずは照明器具周りの隙間をチェックしてみることをお勧めします。
照明器具巨大虫問題ある家の解決事例